75年以上前、太平洋戦争の頃、東京から金山地区に疎開してきた
猿楽小学校の子供たちは、遠く離れた東京にいる父母を恋しく思い、
経嶽山に遊びに行った時には、頂上から蒸気機関車が通る線路の方角を見て、
「お父さ~ん、お母さ~ん」と叫んだんですよね・・・
汗をかきかき登った1,2年の子供たちも、大きな声で叫び、
昔の子供たちの悲しい境遇に、思いをはせてくれました。
頂上まで登ることも大変だった。
でも、その子供たちは、きっと一生懸命登ったんだろうな・・・
声を限りに叫んで、「お父さん」「お母さん」のことを思ったんだろうな・・・
帰りは涼しい林の中を抜けていきました。
コクワガタの雌やアリを捕まえたり、途中で見つけたサツキの花や雑木の葉っぱ等少しを摘んできたりしました。